源氏物語(7) ブログ通算712回

 

ご来訪ありがとうございます。初めての方は「はじめに」をご覧ください。

                                                                                  566506.jpg                             025359.jpg わき目をふらず熱中する姿。それはパズルをしていたときではありませんでしたか・・・。
パズルは人を熱中させるものを持っており、本ブログのパズルが漢字の記憶強化に有効な理由は、まさにこの点にあります。本ブログのパズルは、小説文中の漢字混じりの語が数列に置き換えられており、ブログ訪問者は「数列解読」と「漢字の思い出し」に夢中になっていくうちに、それらの綴りを「記憶のスクリーン」に焼き付けることができます。具体的には、数列を変換表の数字に区切り、区切った数字を文字に変換し、変換した文字を漢字に戻すのですが、いろんな区切り方が考えられるので、悩みます。しかも、区切り方を間違えると、意味不明で脈絡の変換しない文字列ができるので、苦笑します。それでも「数列にどんな語が隠されているのか」推測するのは楽しい。このようなところに「パズルとしての効果と楽しさ」があります。


素材となる小説文は、「源氏物語・現代語訳版」です。いろいろ公開されておりますが、私が採択したのは、それらの中の「源氏物語の世界・現代語訳版・高千穂大学名誉教授渋谷栄一著」です。加工許可をいただいた渋谷先生には感謝申し上げます。

「源氏物語」は美しい国宝的傑作として博物館の薄暗い陳列棚に淡いライトを当てて飾っておくような物語ではありません。そして、それは、貴族社会の優雅で甘い愛の物語では決してなく、またもちろん、ある種の映画漫画で一面的に取り上げられているようなべたべたした愛欲の世界の物語でもありません。理想の貴公子でスーパーヒーローとされる光源氏にしてから、純粋に二枚目の役を与えられているのではなく、しばしば三枚目を割り当てられて、読者の失笑を避けられません。作者の目は登場人物に対して思いのほか冷たく、その展開はずいぶんとリアリテイがあって生臭く、十分に社会性を持った、シリアスな、そして時にユーモラスな、つまり普通によくできた物語なのです。そして何よりも人の心がよく描き出された物語です(「源氏物語の世界」著者 渋谷栄一様より引用)。詳細な私評を述べることはできませんが、要するに、宮廷女性と色恋を繰り返す光源氏の華麗な生き様と内面の苦悩が描き出されているところに「ストーリーとしての面白さ」があるのではないでしょうか。

全体のあらすじと解説は「源氏物語/紫式部・光源氏」をご覧ください。文中に分からない語があれば、その語を検索し、意味を調べておいてください。物語が終結するまでに何年かかるか分かりませんが、よろしかったら、最後までお付き合いくださいませ。


本日お届けする小説文は下記作品中の「桐壺(20回連載)」です。この作品のあらすじと時代背景を知りたい人は「桐壺」をお読みください。それでは、無限に広がるパズルをお楽しみください。

【収録作品】

桐壺】【帚木】【空蝉】【夕顔】【若紫】【末摘花】【紅葉賀】【花宴】【葵】【榊】【花散里】【須磨】【明石】【澪標】【蓬生】【関屋】【絵合】【松風】【薄雲】【朝顔】【乙女】【玉鬘】【初音】【胡蝶】【螢】【常夏】【篝火】【野分】【行幸】【藤袴】【真木柱】【梅が枝】【藤のうら葉】【若菜(上)】【若菜(下)】【柏木】【横笛】【鈴虫】【夕霧】【御法】【幻】【匂兵部卿】【紅梅】【竹河】【橋姫】【総角】【早蕨】【宿木】【東屋】【浮舟】【蜻蛉】【夢浮橋】

                                                   ─〰〰  本日の問題  〰〰─   415815.jpg


数列横の漢数字は読みガナの文字数を表す。小文字は大文字の半分の数値とする(61=ュ 61.5=ョ 60.5=ャ 16.5=ッ )。これと変換表をヒントに、数列を漢字の読み → 綴り(と送りがな)に直してみよう。答えはマウスカーソルを数列右隣りに置くと現れます。




                          変換表

123410111213142021222324303132333440414243
44100101102103104110111112113114120121122123124130131132133134140141
142143144200201202203204210211212213214220221222223224230231232233234


(7) [第五段 故御息所(みやすどころ)の葬送] しきたりがあるので、先例の葬法どおりにお営み申すのを、母北の方は、娘と同じく煙となって死んでしまいたいと、泣きこがれなさって、御葬送の女房の車に後を追ってお乗りになって、愛宕(あたご)という所でたいそう厳かにその303142三40130二行っているところに、お着きになったお気持ちは、どんなであったであろうか。「お亡骸(なきがら)を見ながら、なおも生きていらっしゃるものと思われるのが、たいして何にもならないので、遺灰におなりになるのを拝見して、今はもう死んだ人なのだと、きっぱりと思い諦めよう」と、分別あるようにおっしゃっていたが、車から落ちてしまいそうなほどにお取り乱しなさるので、やはり思ったとおりだと、女房たちも手をお焼き申す。 2112130三からお勅使が参る。従三位の位を追贈(ついぞう)なさる旨を、3261.51322四が到着してその宣命(せんみょう)を読み上げるのが、悲しいことであった。せめて女御とだけでも呼ばせずに終わったのが、心残りで無念に思し召さ(おぼしめさ)れたので、せめてもう一段上の位階だけでもと、御追贈(ついぞう)あそばすのであった。このことにつけても非難なさる方々が多かった。物事の情理をお分かりになる方は、姿態や12332243四などが素晴しかっ(すばらしかっ)たことや、気立てがおだやかで欠点がなく、憎み難い人であったことなどを、今となってお思い出しになる。見苦しいまでの御寵愛(ごちょうあい)ゆえに、冷たくお妬みなさったのだが、性格がしみじみと情愛こまやかでいらっしゃったご性質を、主上づきの女房たちも互いに恋い22100221三あっていた。亡くなってから人はと言うことは、このような時のことかと思われた。

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                                                     〰  おもしろ「ことば変換」〰            855421.jpg

左下「れんじろう」内に下の文をコピペし語を選択後、変換ボタンを押して読んでみよう。変換語によっては面白いですよ。


【現代語訳】

第一章 光る源氏前史の物語(1)

(7) [第五段 故御息所(みやすどころ)の葬送]
 しきたりがあるので、先例の葬法どおりにお営み申すのを、母北の方は、娘と同じく煙となって死んでしまいたいと、泣きこがれなさって、御葬送の女房の車に後を追ってお乗りになって、愛宕(あたご)という所でたいそう厳かにその葬儀を執り行っているところに、お着きになったお気持ちは、どんなであったであろうか。「お亡骸(なきがら)を見ながら、なおも生きていらっしゃるものと思われるのが、たいして何にもならないので、遺灰におなりになるのを拝見して、今はもう死んだ人なのだと、きっぱりと思い諦めよう」と、分別あるようにおっしゃっていたが、車から落ちてしまいそうなほどにお取り乱しなさるので、やはり思ったとおりだと、女房たちも手をお焼き申す。内裏(だいり)からお勅使が参る。従三位の位を追贈(ついぞう)なさる旨を、勅使(ちょくし)が到着してその宣命(せんみょう)を読み上げるのが、悲しいことであった。せめて女御とだけでも呼ばせずに終わったのが、心残りで無念に思し召さ(おぼしめさ)れたので、せめてもう一段上の位階だけでもと、御追贈(ついぞう)あそばすのであった。このことにつけても非難なさる方々が多かった。物事の情理をお分かりになる方は、姿態や容貌などが素晴しかっ(すばらしかっ)たことや、気立てがおだやかで欠点がなく、憎み難い人であったことなどを、今となってお思い出しになる。見苦しいまでの御寵愛(ごちょうあい)ゆえに、冷たくお妬みなさったのだが、性格がしみじみと情愛こまやかでいらっしゃったご性質を、主上づきの女房たちも互いに恋い偲び(しのび)あっていた。亡くなってから人はと言うことは、このような時のことかと思われた。

上の語句の意味を調べたい人はそこをなぞったままコピー、下のGoogleボタンを押し、検索枠内にペーストしてください。

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                                  〰   次のことばの読みを漢字の綴りに直してみよう 。


そうぎ、  ②とり行って、  ③だいり、  ④ちょくし、  ⑤ようぼうなどが素晴しかった、  ⑥恋いしのびあっていた、







─〰〰  更新日は4の倍数日  〰〰─
    










































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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