源氏物語(6) ブログ通算711回

 

ご来訪ありがとうございます。初めての方は「はじめに」をご覧ください。

                                                                                  566506.jpg                             025359.jpg らず熱中する姿
わき目もふ。それはパズルをしていたときではありませんでしたか・・・。
パズルは人を熱中・集中させるものを持っており、本ブログのパズルが漢字の記憶強化に有効な理由は、まさにこの点にあります。本ブログのパズルは、小説文中の漢字混じりの語が数列に置き換えられており、ブログ訪問者は、数列解読に夢中になっていくうちに、それらの綴りの記憶を強化することができます。具体的には、数列を変換表の数字に区切り、区切った数字を文字に変換し、変換した文字を漢字に戻すのですが、いろんな区切り方が考えられるので、悩みます。しかも、区切り方を間違えると、意味不明で脈絡の変換しない文字列ができるので、苦笑します。それでも「数列にどんな語が隠されているのか」推測するのは楽しい。このようなところに「パズルとしての楽しさ」があります。


素材となる小説文は、「源氏物語・現代語訳版」です。いろいろ公開されておりますが、私が採択したのは、それらの中の「源氏物語の世界・現代語訳版・高千穂大学名誉教授渋谷栄一著」です。加工許可をいただいた渋谷先生には感謝申し上げます。

「源氏物語」は美しい国宝的傑作として博物館の薄暗い陳列棚に淡いライトを当てて飾っておくような物語ではありません。そして、それは、貴族社会の優雅で甘い愛の物語では決してなく、またもちろん、ある種の映画漫画で一面的に取り上げられているようなべたべたした愛欲の世界の物語でもありません。理想の貴公子でスーパーヒーローとされる光源氏にしてから、純粋に二枚目の役を与えられているのではなく、しばしば三枚目を割り当てられて、読者の失笑を避けられません。作者の目は登場人物に対して思いのほか冷たく、その展開はずいぶんとリアリテイがあって生臭く、十分に社会性を持った、シリアスな、そして時にユーモラスな、つまり普通によくできた物語なのです。そして何よりも人の心がよく描き出された物語です(「源氏物語の世界」著者 渋谷栄一様より引用)。詳細な私評を述べることはできませんが、要するに、宮廷女性と色恋を繰り返す光源氏の華麗な生涯と内面の苦悩が描き出されているところに「ストーリーとしての面白さ」があるのではないでしょうか。

全体のあらすじと解説は「源氏物語/紫式部・光源氏」をご覧ください。文中に分からない語があれば、その語を検索し、意味を調べておいてください。物語が終結するまでに何年かかるか分かりませんが、よろしかったら、最後までお付き合いくださいませ。


本日お届けする小説文は下記作品中の「桐壺(20回連載)」です。この作品のあらすじと時代背景を知りたい人は「桐壺」をお読みください。それでは、無限に広がるパズルをお楽しみください。

【収録作品】

桐壺】【帚木】【空蝉】【夕顔】【若紫】【末摘花】【紅葉賀】【花宴】【葵】【榊】【花散里】【須磨】【明石】【澪標】【蓬生】【関屋】【絵合】【松風】【薄雲】【朝顔】【乙女】【玉鬘】【初音】【胡蝶】【螢】【常夏】【篝火】【野分】【行幸】【藤袴】【真木柱】【梅が枝】【藤のうら葉】【若菜(上)】【若菜(下)】【柏木】【横笛】【鈴虫】【夕霧】【御法】【幻】【匂兵部卿】【紅梅】【竹河】【橋姫】【総角】【早蕨】【宿木】【東屋】【浮舟】【蜻蛉】【夢浮橋】

                                                   ─〰〰  本日の問題  〰〰─   415815.jpg


数列横の漢数字は読みガナの文字数を表す。小文字は大文字の半分の数値とする(61=ュ 61.5=ョ 60.5=ャ 16.5=ッ )。これと変換表をヒントに、数列を漢字の読み → 綴り(と送りがな)に直してみよう。答えはマウスカーソルを数列右隣りに置くと現れます。




                          変換表

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44100101102103104110111112113114120121122123124130131132133134140141
142143144200201202203204210211212213214220221222223224230231232233234


(6)輦(れん)車の宣旨(せんじ)などを仰せ出されても、再びお入りあそばしては、どうしてもお許しあさばされることができない。「死出の旅路にも、後れたり先立ったりするまいと、お約束あそばしたものを。いくらそうだとしても、置いてけぼりにしては、行ききれまい」と仰せになるのを、女もたいそう悲しいと、お顔を拝し上げて、「人の命には限りがあるものと、今、別れ路に立ち、悲しい気持ちでいますが、わたしが行きたいと思う路(みち)は、生きている世界への路(みち)でございます。ほんとうにこのようになると存じておりましたならば」と、息も絶えだえに、申し上げたそうなことはありそうな様子であるが、たいそう苦しげに気力もなさそうなので、このままの状態で、最期となってしまうようなこともお見届けしたいと、お考えあそばされるが、「今日(きょう)始める予定の12403三などを、しかるべき僧たちの承っておりますのが、201232三から始めます」と言って、おせき立て申し上げるので、やむを得なくお思いあそばしながら退出させなさる。お胸がひしと塞がって、少しもうとうとなされず、夜を明かしかねあそばす。勅使が行き来する間もないうちに、しきりに気がかりなお気持ちをこの上なくお12012422三あそばしていらしたところ、「夜半少し過ぎたころに、お亡くなりになりました」と言って泣き騒ぐので、勅使もたいそうがっかりして帰参した。お耳にあそばす御心(みこころ)の214334140四、どのような御分別(ごぶんべつ)をも失われて、引き2012016.534四おいであそばす。御子(みこ)は、それでもとても御覧になっていたいが、このような折に宮中に伺候(しこう)していらっしゃるのは、先例(せんれい)のないことなので、退出なさろうとする。何事があったのだろうかともお分かりにならず、お仕えする人々が泣き1112142三、父主上もお涙が絶えずおこぼれあそばしているのを、変だなと拝し上げなさっているのを、普通の場合でさえ、このような別れの悲しくないことはない次第なのを、いっそうに悲しく何とも言いようがない。

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                                                     〰  おもしろ「ことば変換」〰            855421.jpg

左下「れんじろう」内に下の文をコピペし語を選択後、変換ボタンを押して読んでみよう。変換語によっては面白いですよ。


【現代語訳】

第一章 光る源氏前史の物語(1)

(6)輦(れん)車の宣旨(せんじ)などを仰せ出されても、再びお入りあそばしては、どうしてもお許しあさばされることができない。「死出の旅路にも、後れたり先立ったりするまいと、お約束あそばしたものを。いくらそうだとしても、置いてけぼりにしては、行ききれまい」と仰せになるのを、女もたいそう悲しいと、お顔を拝し上げて、「人の命には限りがあるものと、今、別れ路に立ち、悲しい気持ちでいますが、わたしが行きたいと思う路(みち)は、生きている世界への路(みち)でございます。ほんとうにこのようになると存じておりましたならば」と、息も絶えだえに、申し上げたそうなことはありそうな様子であるが、たいそう苦しげに気力もなさそうなので、このままの状態で、最期となってしまうようなこともお見届けしたいと、お考えあそばされるが、「今日(きょう)始める予定の祈祷(きとう)などを、しかるべき僧たちの承っておりますのが、今宵(こよい)から始めます」と言って、おせき立て申し上げるので、やむを得なくお思いあそばしながら退出させなさる。お胸がひしと塞がって、少しもうとうとなされず、夜を明かしかねあそばす。勅使が行き来する間もないうちに、しきりに気がかりなお気持ちをこの上なくお漏らしあそばしていらしたところ、「夜半少し過ぎたころに、お亡くなりになりました」と言って泣き騒ぐので、勅使もたいそうがっかりして帰参した。お耳にあそばす御心(みこころ)の動転、どのような御分別(ごぶんべつ)をも失われて、引き籠もっておいであそばす。御子(みこ)は、それでもとても御覧になっていたいが、このような折に宮中に伺候(しこう)していらっしゃるのは、先例のないことなので、退出なさろうとする。何事があったのだろうかともお分かりにならず、お仕えする人々が泣き惑い、父主上もお涙が絶えずおこぼれあそばしているのを、変だなと拝し上げなさっているのを、普通の場合でさえ、このような別れの悲しくないことはない次第なのを、いっそうに悲しく何とも言いようがない。

上の語句の意味を調べたい人はそこをなぞったままコピー、下のGoogleボタンを押し、検索枠内にペーストしてください。

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                                  〰   次のことばの読みを漢字の綴りに直してみよう 。


きとう、  ②こよい、  ③おもらしあそばして、  ④御心(みこころ)のどうてん、  ⑤引きこもって、  ⑥泣きまどい







─〰〰  更新日は4の倍数日  〰〰─
    










































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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