源氏物語(3) ブログ通算708回

 

ご来訪ありがとうございます。初めての方は「はじめに」をご覧ください。

                                                                                  566506.jpg                             025359.jpg

わき目もふ。それはパズルをしていたときではありませんでしたか・・・。
パズルは人を熱中・集中させるものを持っており、本ブログのパズルが漢字の記憶強化に有効な理由は、まさにこの点にあります。本ブログのパズルは、小説文中の漢字混じりの語が数列に置き換えられており、ブログ訪問者は、数列解読に夢中になっていくうちに、それらの綴りの記憶を強化することができます。具体的には、数列を変換表の数字に区切り、区切った数字を文字に変換し、変換した文字を漢字に戻すのですが、いろんな区切り方が考えられるので、悩みます。しかも、区切り方を間違えると、意味不明で脈絡の変換しない文字列ができるので、苦笑します。それでも「数列にどんな語が隠されているのか」推測するのは楽しい。このようなところに記憶効果や「パズルとしての楽しさ」があります。


素材となる小説文は、「源氏物語・現代語訳版」です。いろいろ公開されておりますが、私が採択したのは、それらの中の「源氏物語の世界・現代語訳版・高千穂大学名誉教授渋谷栄一著」です。加工許可をいただいた渋谷先生には感謝申し上げます。

「源氏物語」は美しい国宝的傑作として博物館の薄暗い陳列棚に淡いライトを当てて飾っておくような物語ではありません。そして、それは、貴族社会の優雅で甘い愛の物語では決してなく、またもちろん、ある種の映画漫画で一面的に取り上げられているようなべたべたした愛欲の世界の物語でもありません。理想の貴公子でスーパーヒーローとされる光源氏にしてから、純粋に二枚目の役を与えられているのではなく、しばしば三枚目を割り当てられて、読者の失笑を避けられません。作者の目は登場人物に対して思いのほか冷たく、その展開はずいぶんとリアリテイがあって生臭く、十分に社会性を持った、シリアスな、そして時にユーモラスな、つまり普通によくできた物語なのです。そして何よりも人の心がよく描き出された物語です(「源氏物語の世界」著者 渋谷栄一様より引用)。詳細な私評をお伝えすることはできませんが、要するに、宮廷女性と色恋を繰り返す光源氏の華麗な生涯と内面の苦悩が描き出されているところに「ストーリーとしての面白さ」があるのではないでしょうか。

全体のあらすじと解説は「源氏物語/紫式部・光源氏」をご覧ください。文中に分からない語があれば、その語を検索枠にコピペし、意味を調べておいてください。物語が終結するまでに何年かかるか分かりませんが、よろしかったら、最後までお付き合いくださいませ。


本日お届けする小説文は下記作品中の「桐壺(20回連載)」です。この作品のあらすじと時代背景を知りたい人は「桐壺」をお読みください。それでは、無限に広がる解読パズルをお楽しみください。

【収録作品】

桐壺】【帚木】【空蝉】【夕顔】【若紫】【末摘花】【紅葉賀】【花宴】【葵】【榊】【花散里】【須磨】【明石】【澪標】【蓬生】【関屋】【絵合】【松風】【薄雲】【朝顔】【乙女】【玉鬘】【初音】【胡蝶】【螢】【常夏】【篝火】【野分】【行幸】【藤袴】【真木柱】【梅が枝】【藤のうら葉】【若菜(上)】【若菜(下)】【柏木】【横笛】【鈴虫】【夕霧】【御法】【幻】【匂兵部卿】【紅梅】【竹河】【橋姫】【総角】【早蕨】【宿木】【東屋】【浮舟】【蜻蛉】【夢浮橋】

                                                   ─〰〰  本日の問題  〰〰─   415815.jpg


数列横の漢数字は読みガナの文字数を表す。小文字は大文字の半分の数値とする(61=ュ 61.5=ョ 60.5=ャ 16.5=ッ )。これと変換表をヒントに、数列を漢字の読み → 綴り(と送りがな)に直してみよう。答えはマウスカーソルを数列右隣りに置くと現れます。




                          変換表

123410111213142021222324303132333440414243
44100101102103104110111112113114120121122123124130131132133134140141
142143144200201202203204210211212213214220221222223224230231232233234


(3)もったいない御102200二をお頼り申してはいるものの、14222333四したり落度を探したりなさる方々は多く、ご自身はか弱く何となく頼りない状態で、なまじ御寵愛(ごちょうあい)を得たばっかりにしなくてもよい物思いをなさる。お局(おつぼね)は桐壺(きりつぼ)である。おおぜいの10122112四方の前をお素通りあそばされて、そのひっきりなしのお素(もと)通りあそばしに、お妃(おきさき)方がお気をもめ尽くしになるのも、なるほどごもっともであると見えた。参上なさるにつけても、あまり31221二重なる時々には、打橋や、渡殿のあちこちの通路に、けしからぬことをたびたびして、送り迎えの女房の着物の裾が、がまんできないような、とんでもないことがある。またある時には、どうしても通らなければならない馬道の戸を鎖し(とざし)て閉じ籠め、こちら側とあちら側とで示し合わせて、進むも退くもならないように困らせなさることも多かった。何かにつけて数知れないほど辛いことばかりが増えていくので、たいそうひどく思い悩んでいるのを、ますますお気の毒におぼし召されて、後凉(りょう)殿に以前から伺候していらっしゃる更衣の部屋を他(ほか)に移させなさって、上局(うえつぼね)として御下賜(ごかし)あそばす。その方の恨みはなおいっそうに晴らしようがない。[第三段 若宮の御袴着(はかまぎ)(三歳)] この御子(みこ)が三歳におなりの年に、御袴着(はかまぎ)の儀式を一宮(いちのみや)がお召しになったのに劣らず、内蔵寮(ないぞうりょう)や納(おさめ)殿の14261.522233四をふんだんに使って、大変に盛大におさせあそばす。そのことにつけても、世人の10241140三ばかりが多かったが、この御子(みこ)が成長なさって行かれるお顔だちやご性質が世間に類なく(たぐいなく)素晴らしいまでにお見えになるので、お憎みきれになれない。ものごとの情理がお分かりになる方は、「このような方もこの末世(まっせ)にお生まれになるものであったよ」と、驚きあきれる思いで目を見張っていらっしゃる。
123410111213142021222324303132333440414243
44100101102103104110111112113114120121122123124130131132133134140141
142143144200201202203204210211212213214220221222223224230231232233234

                                                     〰  おもしろ「ことば変換」〰            855421.jpg

左下「れんじろう」内に下の文をコピペし語を選択後、変換ボタンを押して読んでみよう。変換語によっては面白いですよ。


【現代語訳】

第一章 光る源氏前史の物語(1)

(3)もったいない御庇護(ひご)をお頼り申してはいるものの、軽蔑(けいべつ)したり落度を探したりなさる方々は多く、ご自身はか弱く何となく頼りない状態で、なまじ御寵愛(ごちょうあい)を得たばっかりにしなくてもよい物思いをなさる。お局(おつぼね)は桐壺(きりつぼ)である。おおぜいのお妃(おきさき)方の前をお素通りあそばされて、そのひっきりなしのお素(もと)通りあそばしに、お妃(おきさき)方がお気をもめ尽くしになるのも、なるほどごもっともであると見えた。参上なさるにつけても、あまり度重なる時々には、打橋や、渡殿のあちこちの通路に、けしからぬことをたびたびして、送り迎えの女房の着物の裾が、がまんできないような、とんでもないことがある。またある時には、どうしても通らなければならない馬道の戸を鎖し(とざし)て閉じ籠め、こちら側とあちら側とで示し合わせて、進むも退くもならないように困らせなさることも多かった。何かにつけて数知れないほど辛いことばかりが増えていくので、たいそうひどく思い悩んでいるのを、ますますお気の毒におぼし召されて、後凉(りょう)殿に以前から伺候していらっしゃる更衣の部屋を他(ほか)に移させなさって、上局(うえつぼね)として御下賜(ごかし)あそばす。その方の恨みはなおいっそうに晴らしようがない。

 [第三段 若宮の御袴着(はかまぎ)(三歳)]
 この御子(みこ)が三歳におなりの年に、御袴着(はかまぎ)の儀式を一宮(いちのみや)がお召しになったのに劣らず、内蔵寮(ないぞうりょう)や納(おさめ)殿の御物(ぎょぶつ)をふんだんに使って、大変に盛大におさせあそばす。そのことにつけても、世人の非難ばかりが多かったが、この御子(みこ)が成長なさって行かれるお顔だちやご性質が世間に類なく(たぐいなく)素晴らしいまでにお見えになるので、お憎みきれになれない。ものごとの情理がお分かりになる方は、「このような方もこの末世(まっせ)にお生まれになるものであったよ」と、驚きあきれる思いで目を見張っていらっしゃる。

上のことばの意味を調べたい人は、そこをなぞったままコピー&下のGoogleボタンを押し、枠内にペーストしてください。

Google

                                                      1397936.jpg          457230.jpg
         


                                  〰   次のことばの読みを漢字の綴りに直してみよう 。


ひご、  ②けいべつ、  ③おおぜいのおきさき方の前を、  ④たび重なる、  ⑤ぎょぶつをふんだんに使って、  ⑥世人のひなんばかりが多かったが、







─〰〰  更新日は4の倍数日  〰〰─
    










































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































この記事へのコメント