源氏物語(2) ブログ通算707回

 

ご来訪ありがとうございます。初めての方は「はじめに」をご覧ください。

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わき目もふ。それはパズルをしていたときではありませんでしたか・・・。
パズルは人を熱中・集中させるものを持っており、本ブログのパズルが漢字の記憶強化に有効な理由は、まさにこの点にあります。本ブログのパズルは、小説文中の漢字混じりの語が数列に置き換えられており、ブログ訪問者は、数列解読に夢中になっていくうちに、それらの綴りの記憶を強化することができます。具体的には、数列を変換表の数字に区切り、区切った数字を文字に変換し、変換した文字を漢字に戻すのですが、いろんな区切り方が考えられるので、悩みます。しかも、区切り方を間違えると、意味不明で脈絡の変換しない文字列ができるので、苦笑します。それでも「数列にどんな語が隠されているのか」推測するのは楽しい。このようなところに記憶効果や「パズルとしての楽しさ」があります。


素材となる小説文は、「源氏物語・現代語訳版」です。いろいろ公開されておりますが、私が採択したのは、それらの中の「源氏物語の世界・現代語訳版・高千穂大学名誉教授渋谷栄一著」です。加工許可をいただいた渋谷先生には感謝申し上げます。

「源氏物語」は美しい国宝的傑作として博物館の薄暗い陳列棚に淡いライトを当てて飾っておくような物語ではありません。そして、それは、貴族社会の優雅で甘い愛の物語では決してなく、またもちろん、ある種の映画漫画で一面的に取り上げられているようなべたべたした愛欲の世界の物語でもありません。理想の貴公子でスーパーヒーローとされる光源氏にしてから、純粋に二枚目の役を与えられているのではなく、しばしば三枚目を割り当てられて、読者の失笑を避けられません。作者の目は登場人物に対して思いのほか冷たく、その展開はずいぶんとリアリテイがあって生臭く、十分に社会性を持った、シリアスな、そして時にユーモラスな、つまり普通によくできた物語なのです。そして何よりも人の心がよく描き出された物語です(「源氏物語の世界」著者 渋谷栄一様より引用)。詳細な私評をお伝えすることはできませんが、要するに、宮廷女性と色恋を繰り返す光源氏の華麗な生涯と内面の苦悩が描き出されているところに「ストーリーとしての面白さ」があるのではないでしょうか。

全体のあらすじと解説は「源氏物語/紫式部・光源氏」をご覧ください。文中に分からない語があれば、その語を検索枠にコピペし、意味を調べておいてください。物語が終結するまでに何年かかるか分かりませんが、よろしかったら、最後までお付き合いくださいませ。


本日お届けする小説文は下記作品中の「桐壺(20回連載)」です。この作品のあらすじと時代背景を知りたい人は「桐壺」をお読みください。それでは、無限に広がる解読パズルをお楽しみください。

【収録作品】

桐壺】【帚木】【空蝉】【夕顔】【若紫】【末摘花】【紅葉賀】【花宴】【葵】【榊】【花散里】【須磨】【明石】【澪標】【蓬生】【関屋】【絵合】【松風】【薄雲】【朝顔】【乙女】【玉鬘】【初音】【胡蝶】【螢】【常夏】【篝火】【野分】【行幸】【藤袴】【真木柱】【梅が枝】【藤のうら葉】【若菜(上)】【若菜(下)】【柏木】【横笛】【鈴虫】【夕霧】【御法】【幻】【匂兵部卿】【紅梅】【竹河】【橋姫】【総角】【早蕨】【宿木】【東屋】【浮舟】【蜻蛉】【夢浮橋】

                                                   ─〰〰  本日の問題  〰〰─   415815.jpg


数列横の漢数字は読みガナの文字数を表す。小文字は大文字の半分の数値とする(61=ュ 61.5=ョ 60.5=ャ 16.5=ッ )。これと変換表をヒントに、数列を漢字の読み → 綴り(と送りがな)に直してみよう。答えはマウスカーソルを数列右隣りに置くと現れます。




                          変換表

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44100101102103104110111112113114120121122123124130131132133134140141
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(2) [第二段 御子(みこ)誕生(一歳)] 前世でも御宿縁(えにし)が深かったのであろうか、この世にまたとなく美しい玉のような男の御子(みこ)までがお生まれになった。早く早くとじれったくおぼし召されて、急いで参内させて御覧あそばすと、たぐい11113241三嬰児(えいじ)のお顔だちである。 第一皇子は、右大臣の娘の女御がお生みになった方なので、後見がしっかりしていて、正真正銘の皇太子になられる君だと、世間でも大切にお扱い申し上げるが、この御子(みこ)の輝く美しさにはお並びになりようもなかったので、一通りの大切なお気持ちであって、この若君の方を、自分の思いのままにおかわいがりあそばされることはこの上ない。最初から女房並みの帝のお側(おそば)用をお勤めなさらねばならない身分ではなかった。評判もとても高く、上流人(じょうりゅうじん)の10331113四があったが、むやみに1030220三近くにお召しあそばされ過ぎて、しかるべき管弦の御遊の折々や、どのような催事でも雅趣(がしゅ)ある催しがあるたびごとに、まっさきに参上させなさる。ある時にはお寝過ごしなされて、そのまま伺候(しこう)させておきなさるなど、むやみに御前(おんざき)から離さずに御待遇あそばされたうちに、自然と身分の低い女房のようにも見えたが、この御子(みこ)がお生まれになって後は、たいそう格別にお考えおきあそばされるようになっていたので、「東宮にも、ひょっとすると、この11220二がおなりになるかもしれない」と、第一皇子の母女御はお疑いになっていた。誰よりも先に御入内(じゅだい)なされて、大切にお考えあそばされることは一通りでなく、皇女たちなども生まれていらっしゃるので、この御方(おかた)の御221114三だけは、さすがにやはりうるさいことだが11322できないことだと、お思い申し上げあそばされるのであった。
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                                                     〰  おもしろ「ことば変換」〰            855421.jpg

左下「れんじろう」内に下の文をコピペし語を選択後、変換ボタンを押して読んでみよう。変換語によっては面白いですよ。


【現代語訳】

第一章 光る源氏前史の物語(1)

(2) [第二段 御子(みこ)誕生(一歳)]

 前世でも御宿縁(えにし)が深かったのであろうか、この世にまたとなく美しい玉のような男の御子(みこ)までがお生まれになった。早く早くとじれったくおぼし召されて、急いで参内させて御覧あそばすと、たぐい稀(まれ)な嬰児(えいじ)のお顔だちである。
 第一皇子は、右大臣の娘の女御がお生みになった方なので、後見がしっかりしていて、正真正銘の皇太子になられる君だと、世間でも大切にお扱い申し上げるが、この御子(みこ)の輝く美しさにはお並びになりようもなかったので、一通りの大切なお気持ちであって、この若君の方を、自分の思いのままにおかわいがりあそばされることはこの上ない。
 最初から女房並みの帝のお側(おそば)用をお勤めなさらねばならない身分ではなかった。評判もとても高く、上流人(じょうりゅうじん)の風格があったが、むやみにお側(おそば)近くにお召しあそばされ過ぎて、しかるべき管弦の御遊の折々や、どのような催事でも雅趣(がしゅ)ある催しがあるたびごとに、まっさきに参上させなさる。ある時にはお寝過ごしなされて、そのまま伺候(しこう)させておきなさるなど、むやみに御前(おんざき)から離さずに御待遇あそばされたうちに、自然と身分の低い女房のようにも見えたが、この御子(みこ)がお生まれになって後は、たいそう格別にお考えおきあそばされるようになっていたので、「東宮にも、ひょっとすると、この御子(みこ)がおなりになるかもしれない」と、第一皇子の母女御はお疑いになっていた。誰よりも先に御入内(じゅだい)なされて、大切にお考えあそばされることは一通りでなく、皇女たちなども生まれていらっしゃるので、この御方(おかた)の御諌め(いさめ)だけは、さすがにやはりうるさいことだが無視できないことだと、お思い申し上げあそばされるのであった。

上のことばの意味を調べたい人は、そこをなぞったままコピー&下のGoogleボタンを押し、枠内にペーストしてください。

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                                  〰   次のことばの読みを漢字の綴りに直してみよう 。


①たぐいまれな、  ②ふうかく、  ③おそば近くに  ④みこ、  ⑤御いさめ、  ⑥むしできない、







─〰〰  更新日は4の倍数日  〰〰─
    










































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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