はじめに

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皆さんは、「漢字の綴りを覚えていたら・・」と思ったことはありませんか。あったとしたら、それは文を書いた時ではありませんでしたか。本ブログは、「漢字の綴りをいかに楽しく覚えられるか」を追求し、具現化したもので、ブログ内の小説文には、漢字または漢字と送り仮名が数列化され、散りばめられております。解読者の皆さんは、変換表(数字とカナ文字が対応している表)を見ながら、それらの数列を漢字の綴りに直していきます。ただし、いきなり直すのではなく、まずは数列を区切り、次に区切った数字を文字(漢字の読み)に、それから綴りに直していきます。

数列  →  数字|数字|数字|数字 →  文字|文字|文字|文字  →  漢字の綴り  
例 162103  →  16|2|10|3  →  タ|イ|コ|ウ  →  対向

ところで、ある数字を特定の文字に変換する暗号を換字式暗号と言います。この暗号は、推理小説文の全部または一部に用いられることがあるのですが、本ブログも小説文の一部に用いております。その換字方法は、小説文を読み易くするため、1数字1カナ文字対応の短くて、簡単なものにしてあります。それでも、数列に境目がないので、解読者の皆さんは「どう区切るか」で悩んでしまいます。

例えば、 文中に162103があったとすると、区切り方の数は、16|2|10|3(タ|イ|コ|ウ)、1|62|10|3 (ア|ベ|コ|ウ)、1|6|2|10|3 (ア|カ|イ|コ|ウ)、16|21|0|3(タ|ナ|?|ウ)の4つありますが、数列の長さや数字の並び方によっては、その数がもっと増えます。数が増えれば、意味不明で、脈絡のない文字列も増えるので、そこが面白いところであります。


本ブログの小説文は完成近くのジグソーパズルと似ています。「この小説文を行間、すき間がないように、点在する数列の周囲、近傍に、言葉のピースが敷き詰められている」と想定してみると、記憶の呼び戻し、言葉、数列、文全体の関係が見えてきます。すなわち、皆さんは、「数列にはどんな言葉が入るのだろう」「当てはまる言葉はその言葉じゃない」などと思いながら、数列解読するのですが、うまく解読できた時は、ピースが凹部分にピッタリ納まった時のような「快感」を味わうことができます。「記憶の呼び戻しは凹部分に納めるためのピース集めである、ピースは言葉であり、数列はいろんな形に見える凹部分であり、変換表、数字の並び方、前後の句(周囲のピース)は凹部分の真の形を決定づけるヒントである」と考えていただければ、上記4つの関係がお分かりいただけるのではないかと思います。




本ブログのパズルは、点在する凹部分(数列が書かれている)以外は、最初からピースが敷き詰められているので、凹部分にピースをはめ込む作業は、割と簡単です。ただし、はめ込むピースは、手元にはなく、脳裏から探していただくことになります。こうして探し、はめ込みながら、読み終えた時、「小説文解読パズル」は完成するのです。ところで、漢字の暗記は紙やノートに書き写しながら覚えるのが、一般的ですが、この方法だと、書き写す作業のみに満足されがちで効果は薄い。学習者は「もう分かった」という状態では、記憶を呼び戻したり、強化したりしなくなってしまうのです。その点、本パズルは、数列を解読するためには、その読み、綴りを思い出さなければならず、記憶効果は高い。「ワーキングメモリは入力させるより出力させるほうが効果は高い」「記憶の呼び戻しは、きっかけを持つことが重要である」と言われています。そういう意味からも、まさにうってつけの暗記ツールであると言えます。


中には、「解読しながら覚えるより直接覚えたほうが早いに決まっている」と、思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、それでは暗記がつまらないものになってしまいます。数列解読による暗記は、記憶力のほか、解析力、推理力、ひらめき力が必要だからこそ、いろんな要素が絡み合って、楽しいのです。暗記が楽しれば、例え、それに時間を費やしたとしても、その時間は決して無駄になりません。だからと言って「むやみに時間をかければよい」という訳でもありません。パズルの意とするところは、すばやく解読してもらう点にあります。すばやく解読すればする程、ストーリーを追えるようになり、より集中的に記憶を強化できるようになるのです。


変換表の数字は、「シャーロックホームズ・唇のねじれた男」までは10進法の数字を、それ以降は6進法の数字を採用しています。小文字は、「シャーロックホームズ・蒼炎石」まではカッコ付きの数値を、それ以降はカッコなしの、大文字の半分の数値を採用しています。ご了承ください。


素材となる小説は多くの作品の中から「お借りし、加工しても問題がないもの」「著作権切れのもの」を選びました。ただし、「著作権切れのもの」は、文体や綴りが古くて、使用できないものも少なくありません。そこで、さらに、これらの作品の中から通用性のある漢字、教育漢字、常用漢字が多く使われている作品、現代仮名遣いになっている作品を選びました。それらの作品の中の数列化される漢字は、教育漢字〜漢字検定2級のレベルのものです。記憶保持のため、それらは間隔をあけて、再出題されますが、その数は膨大ですので、長期に亘って覚えていただければ、と願っております。尚、本ブログは、作者、翻訳者が変わっていくので、漢字の統一性は保たれていません。また、難易度順に出題されている訳ではありません。ご了承ください。



本ブログは、小説文を数十個の段落に分割し、分割した段落(700文字〜780文字)の漢字の中から、6~7個を数列化し、数列化した段落の1個を「本日の問題」として掲げています。読み易いようにと、数列の数を押さえたつもりですが、それでも、すべてを解読するには時間がかかります。神経も使います。そこで、数列抜きの全文(FC2ブログ)を用意しました。物語に入り込みたい人は、こちらのブログもお読みください。一作品が終了しますと、次の作品が出題されます。

<収録作品> 短編 ~ 長編翻訳作品、古典文学(現代語訳)作品



本ブログの小説は、数列化したり、行を詰めたり、改行したりしてありますが、そうした点については、「文のスタイルを換えただけであり、文章自体を書き換えた訳ではない。著作権が切れていれば、あるいは、加工の許可が得られていれば、版権表示し、加工したところを明示すれば、自由に編集することができる。一部の漢字混じりの句を数列に換え、それを元に戻すのなら、許される範囲である。」と考えております。


解き手となって、解読してみると、「覚えてない綴り、読めても書けない綴りが結構ある」ことに気づかされます。あなたも「覚えていない綴り、書けない綴りがどれ位あるのか」確かめてみませんか。



「数列の分割は、変換表と数列とその前後を見てします。その前に、前後の句や文の雰囲気から、数列を「こんな言葉になるのではないか」と推測してみます。推測でき、推測できた読みの通りに分割できた場合は、その推測は間違ってなかったことになります。推測できなかった場合は、答えが現れるまで分割します。ただし、やみくもに分割するのではなく、分割中に現れた文字で読みが作れないかを考えながら、分割します。分割でき、言葉の読みに変換できたら、今度はそれを漢字の綴りに直します。その際、同音異義語があれば、それらの中から、適宜のものを選択し、綴りに直します。例えば、16|2|10|3(タ|イ|コ|ウ )の綴りは、大公、大綱、対向とありますが、当てはまるのは、対向となります。文にふさわしい綴りに直すことができて、初めて正解となります。

答えはマウスカーソルを数列の右に近づけると、現れます。→ 10164


覚えてなかった綴りや初めて見た綴りは、その場で覚えていただくことになります。意味が分からなければ、ウェブ検索で、調べておきましょう。


漢字のひらがな化が進み、言葉が力を失っている昨今、文中の語句を覚えられることは、大変意義のあることと思います。あなたも漢字の使い方と綴りを覚え、語彙を豊かにしてみませんか。


本ブログは、その構成要素の1つである小説に対して著作権を主張できません。が、パズルに対してはできます。無断転載、複製、二次使用、配布等はご遠慮下さいますようお願いします。


初めての人は何となくでいいので、チャレンジしてみてください。試してみた結果、「やっていけそう」と思われましたら、解読を続けてください。続けていくうちに、効果が現れてきます。                      




    




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